体外循環(人工心肺)とは

体外循環は今日の心臓外科の最も基本的な技術で、心臓内部・大血管等の病変に対して、これを肉眼直視下に手術によって修復しようとする、いわゆる開心術を行う必要性に立脚して、開心術中の心血流遮断を安全に行うことを目的として開発された技術です。

わが国では、1987年に新たな医療国家資格として「臨床工学技士」が誕生し、主に循環器領域、呼吸器領域、代謝領域の生命維持管理装置の操作・保守ならびに施設内全体の医療機器管理を行っています。
人工心肺装置を用いた体外循環は、医師の具体的な指示のもと臨床工学技士が中心的な役割を担っています。