症例登録について(データマネージャ専用)

体外循環症例登録事業にご参加いただきありがとうございます。本会、関連団体、患者さんを含めた一般の方々の信頼を得る事業にするため、準備に万全を期したいと思います。正確なデータを登録いただくことがその信頼を得る大きな要素となります。手順を用意いたしましたので、ご活用くださいますようお願い申し上げます。
また、本事業の登録項目等の詳細を公開いたします。本事業に関心をお持ちで参加をお考えの施設への情報提供を目的としております。

事業参加登録時にお送りしたもの

  • Filemaker 入力用ファイル
    お送りしたファイルの形式はFilemakerPro Ver.11またはVer.12で作成しております。上位バージョンをご利用の場合は、当該アプリケーション起動後、タスクバー上の「ファイル」→「開く」で、このファイルを選択して下さい。幾つかのステップのためにウインドウが開き、聞いてきます。その後、ご利用可能なファイルが新たに作成されます。
    メディカルトライシステム社製PC-Captenをご利用の施設向けに自動入力用ファイルを用意しており、登録時にお渡ししております。新たにこの装置を導入された場合は、本事業事務局までお申し出ください。また、症例登録用CSVファイル作成システムが提供されており、Filemakerが不要です。
    LivaNova社製CONNECTをご利用の施設では、症例登録用CSVファイル作成システムがLivaNova社から提供されており、Filemakerが不要です。
  • データマネージャ専用パスワード
    このパスワードは、このWebsiteにあるパスワード保護されたページを閲覧するために必須のものです。大切に保管して下さい。

準備の手順

 症例登録を実施する前に行って頂きたい事項がございます。準備にさらに時間がかかることになりますが、準備をしっかり行うことで信頼に繋がります。項目数は以下の5つです。この手順は、「体外循環症例登録マニュアル(準備編)_Ver.2.0.0」に記載されています。

  1. 症例登録事業に参加していることの周知。
  2. 入力項目対照表の作成。 貴施設の体外循環記録の項目定義と症例登録ファイルに入力する項目の定義が異なる場合があります。症例登録は「体外循環症例登録マニュアル(項目定義編)_Ver.2.0.0」の定義に従って入力して頂きます。
  3. 施設内患者情報と症例登録レコード番号との対照表を用意。
  4. 術者、操作者、補助操作者、回路等の固定情報の登録。
  5. 入力テスト

症例登録

 症例登録は地道な作業になります。ご負担をお掛けしますが、ご協力をお願い致します。
 実際の手術で実施した体外循環とそれに付随する技術提供などにより登録項目に入力する数値等をどうすべきか迷った場合は、まず「体外循環症例登録マニュアル(項目定義編)_Ver.2.0.0」を御覧ください。記述がない場合は、このホームページの「お問い合わせ」、あるいは、症例登録事業担当者までメールでお問い合わせ下さい。

 入力数値データ等は誤入力やいわゆる「抜け」に気付けるように色による注意喚起を促すように設定してあります。また、入力値チェックレイアウトでは、登録された症例をリスト表示し、注意喚起の設定ができます。詳しくは「体外循環症例登録マニュアル(項目データチェック編)_Ver.2.0.0」を御覧ください。

 各症例の入力は手術が決まり患者情報や体外循環の回路構成・充填液組成が決定してから、あるいは、手術が終了した後にすべて入力、など、各施設により差異があると思います。特に手術中はデータベースへ入力することはできないのですが、入力が可能なように紙媒体があれば、チェックや数値をメモし、それを入力することで作業の軽減ができると思います。このデータベースでは、バージョン2.0.0から該当する症例の入力項目を画面のデザインと同じものを紙に印刷する機能を追加いたしました。操作方法については、「体外循環症例登録マニュアル(データ送付・入力票印刷編)_Ver.2.0.0」を御覧ください。

登録データの集計のための送付(本事業事務局向け送付)

 データベースに登録された症例は一定期間ごとに集計されます。貴施設の単独集計と参加施設全体集計を行い、データマネージャー会議でデータマネージャーに公開されます。貴施設の単独集計の結果は貴施設のデータマネージャーのみにお渡しします。

 この送付用データファイルの作成は、データベースに装備したボタンをクリックするだけで完成します。出力されたファイル形式はMS-Excelファイル形式ですので、自施設で基本統計量計算などに活用できます。操作方法については、「体外循環症例登録マニュアル(データ送付・入力票印刷編)_Ver.2.0.0」を御覧ください。